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グラベルロードバイクはいらない?買って後悔する?
スポーツ自転車界隈で人気急上昇中のグラベルロードバイクですが、購入者の「いらない」「買って後悔した」という声もあります。今回は、なぜグラベルロードバイクは不要と言われるのか、そんなグラベルロードバイクの楽しみ方をまとめました。
更新日: 2023.7.6公開日: 2023.1.13
目次
「グラベルロードバイクはいらない」と言われる理由
ネットなどでは、「グラベルロードバイクはいらない」「グラベルロードバイクを買って後悔した」という声が聞かれます。
理由はそれぞれですが、大きく分けると、
- ロードバイクと比較すると走りが重い
- グラベルを走ることがない
という二つに集約されます。
グラベルロードバイクはロードバイクと比較すると走りが重い
当サイトでも過去に検証した通り、グラベルロードバイクが、ロードバイクよりも重いというのはほとんと真実でしょう。
グラベルロードバイクは、重い太いタイヤを装着している上に、ディスクブレーキを搭載しているため、どうしても同価格帯のロードバイクと比較して1〜2kgほど重量が重くなります。
ただし、グラベルロードバイクが重いのは、タイヤ、ホイールなどの足回りが主な要因で、その他のパーツはロードバイクとほとんど同じなので、足回りをカスタマイズすればロードバイクのような走りも楽しむことが出来ます。
ただし、走りの軽さを重視するなら、グラベルロードバイクをロードバイクっぽくするよりも、エンデュランス系のロードバイクに太いタイヤを装着してグラベルに対応するやり方の方が満足度が高いのは確かです。
グラベルを走ることがない
海外で先に火がついたグラベルロードバイクですが、海外ユーザーが楽しんでいる荒野のようなグラベルは日本にはあまりありません。
日本は「道路の90%が舗装路」と言われるほど道路整備が進んだ国で、それは一般生活をする上では素晴らしいことですが、グラベルロードバイクとしては楽しみを探すことが難しいという意味でもあります。
そうした環境的な面から、「グラベルロードバイクを買ったけど、グラベルを走ることがほぼない」という状況が生まれやすくなるわけです。
グラベルロードバイクを買って後悔しやすいケース
自分でカスタマイズするのが苦手な場合
これまで見てきた通り、グラベルロードバイクでも、軽量タイヤや軽量ホイールを装着すれば、ロードバイクのように走ることが出来ます。
ただし、一言にホイールやタイヤの交換と行っても、専用の工具が必要だったり、交換のための知識も時間も必要です。
そうした自分でカスタマイズするパーツ費用や時間といったコストをかけたくない、出来ないという方は、グラベルロードバイクを買って後悔する可能性はあります。
サイクリングは全て自走をする場合
グラベルロードバイクでグラベルを楽しもうと思うと、最初の障壁となるのが「グラベルが近くにない」ということ。そして、ようやく見つかったグラベルも、自宅から50km以上離れているなんてこともあります。
全て自走で行う場合、片道50km、往復で100km走ってグラベルを楽しむことになるので、初心者の方ではかなり辛いライドになります。
そんな時は、近くまで車にグラベルロードバイクを積んで走りに行くのがポピュラーですが、誰しもが車を持っているわけではないですし、レンタカーを使うにしてもコストがかかります。
車で好きなルートまで移動して走るのに慣れている方は良いですが、「ライドはあくまで全て自走」という方は、環境的にグラベルをあまり楽しめない可能性があります。
そうした方は、「結局舗装路ばっかり走ってる」となって、グラベルロードバイクを買ったことを後悔するかもしれません。
グラベルロードバイクは「中途半端さ」を楽しむスポーツバイクとも言える
グラベルロードバイクは不要、買って後悔するという原因は、「ロードバイクほど速くは走れないのに、MTBほど未舗装路に強いわけでもない」というグラベルロードバイクの中途半端さにあります。
ただ、グラベルロードバイクの中途半端さは楽しさでもあります。そうした中途半端さを自分なり解釈して、カスタマイズしたり、走るルートに合わせてパーツを交換しつつ使えば、万能スポーツバイクになるのがグラベルロードバイクです。
その意味では、グラベルロードバイクを買って後悔するかしないかは、そうした中途半端さを楽しめるかどうかによるとも言えるかもしれません。
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