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ダウンチューブ下に取り付けるボトルケージの選び方
積載力が高いグラベルロードバイクでは、ダウンチューブ下にもダボ穴がありボトルケージを取り付け出来ます。ただ、ダウンチューブ下は駆動系があるためボトルケージの形状など独自の選び方があります。
更新日: 2023.7.4公開日: 2022.10.17
目次
グラベルロードバイクの特徴でもある「ダウンチューブ下のダボ穴」
ロードバイクであれば、ダウンチューブ上とシートチューブの2箇所にボトルケージを取り付けるダボ穴がついていることが標準です。
一方で、グラベルロードバイクの場合、積載力を高めるためにプラスしてダウンチューブ下、フロントフォークなどにもダボ穴があります。
バイク構成によってダウンチューブ下はクリアランスがシビア
本来であればデッドスペースであるダウンチューブ下を有効活用出来るのは嬉しいところですが、ダウンチューブ下は駆動系(フロントクランク、チェーンリング)が回るところなので、駆動系に不具合が無いように取り付ける必要があります。
フロントシングル構成のグラベルロードバイクであればクリアランスが比較的広いですが、フロントダブルのクランク、特にセミコンパクトやノーマルクランクのように、インナーのチェーンリングが大きいクランクの場合は、ボトルケージがチューンリングやチェーンに当たってしまうことがあります。
MTB向けのクランクであれば、Qファクターと呼ばれるクランク間の距離が広いため、フロント多段クランクでもクリアランスがしっかり取れますが、ロード向けのダブルクランクを使う場合は、Qファクターがかなり狭いため、チェーンやチェーンリングがボトルケージに当たってしまう確率が高くなります。
また、バイクによってダボ穴の設置場所が異なるため、バイクによってはQファクターが狭いクランクでインナーチェーンリングが大きくても問題ないこともあります。
フロント駆動に影響を与えないボトルケージの選び方
「細身」で「上から保持」するタイプがオススメ
問題はボトルケージの幅が広いことなので、幅の狭い「細身」のボトルケージを選びましょう。また、ボトルケージの形状も選ぶ際のポイントです。
ボトルを保持するリングの部分が下から生えているようなボトルケージは、下部分がクランクに干渉しやすくなります。本記事の最上部の画像であれば右のタイプが「下から生えてくるタイプ」です。
逆に、本記事の最上部の画像の左のタイプ、「保持する部分が上から生えている」ボトルケージであれば、クランクから遠いところの横幅が広くなっているため、チェーンリングに干渉しずらくなります。
ボトル自身も細めのものを選ぼう
Qファクターが狭いクランクを使っている場合は、ボトルによってはボトル幅がクランクに干渉するサイズであることもあります。
ボトルケージが狭くてもボトルが太いと意味がないので、細身のボトルに買い換えると良いでしょう。ただ、細身すぎるボトルはケージから飛び出してしまうこともあるので、この辺り実際に試してみてベストな組み合わせを探すことになります。
「落ちない」ボトルケージを選ぶのも大事
ボトルケージは形状やサイズなど様々な製品があります。ボトルを取りやすくするために、センターが離れているタイプや、保持する部分が少ない製品もあります。
ダウンチューブ下にボトルケージを取り付ける際は、「しっかりと保持して落ちない」形状・サイズのボトルケージを選ぶのも大事です。
特にグラベルを走る際は、舗装路よりも車体が暴れるため、衝撃でボトルが飛び出さないように注意が必要です。
固定力を高めたいなら「ベロクロ式ストラップ」を使おう
どうしてもボトルケージからボトルが飛び出ないか心配な場合は、ベロクロ式ストラップを使ってボトルケージにボトルを固定しましょう。
ボトルケージにストラップを通して、ボトルケージのアームを左右から内側に押さえつけるようにベロクロを巻きつけると、ボトルの保持力がかなりアップします。
ベロクロ・ストラップは1本100円ほどで売っているので、ボトルに合う固定力が高いボトルケージを探す旅に出るよりもコスパよく固定力を高めることが出来ます。
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