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グラベルロードバイクの整備の基本と最低限必要な工具

スポーツ自転車であるグラベルロードバイクは、日々の整備をすることで長く快適に乗ることが出来るだけでなく、事故やトラブルを未然に回避することが出来ます。今回はグラベルロードバイクの整備の基本と最低限必要な工具をまとめました。

更新日: 2023.10.26公開日: 2022.11.25

グラベルロードバイクの整備の基本

グラベルロードバイクの整備は、

  1. タイヤ空気圧の調整
  2. ブレーキの調整

が基本で、ベースはロードバイクと同じです。

より精度を高めていくと、変速調整やワイヤーの調整、チェーン伸びのチェック、各ボルトのトルクチェック、ホイールのテンション調整などもありますが、ホビーユースではまずは先程の2つを徹底することから始めて、それ以外は購入店やプロショップに依頼するのでも良いでしょう。

タイヤ空気圧の調整

スポーツ自転車に乗る場合は、タイヤ空気圧の調整は基本中の基本です。

グラベルロードバイクのタイヤの空気圧は、「タイヤの規定」「ホイールの規定」「適正空気圧」の3つのポイントから決めます。

まずはタイヤとホイール(リム)の推奨空気圧を調べて、その後にバイク重量やタイヤサイズ、自分の体重から適正な空気圧を算出します。

自分のバイクに適切な空気圧が決まったら、定期的に空気圧をチェックして常に適正空気圧になるようにメンテナンスをします。

自転車のタイヤは空気圧が比較的早く落ちてしまうため、タイヤタイプやチューブの素材などにもよりますが、基本的には1週間に一度はチェックして空気を追加するのがベストです。

ブレーキの調整

次にやりたいのがブレーキの調整です。ブレーキは自転車の中でも最も重要なパーツと言っても過言ではなく、常にしっかりとブレーキが効く状態にしておくのが大事です。

ブレーキの調整は、基本的にはキャリパー側の調整ボルトを締めたり緩めたりすることで調整が出来ます。一度ブレーキを調整したとしても、使っているうちにパッドが減ってきて当たりが変わったり、ポジションの変更や前傾姿勢の慣れで自分にとって握りやすい引きも変わってきます。

ですので、ポジションを変えたり、ブレーキの引きが甘く感じたり、ブレーキの効きが弱くなったと感じたら、ブレーキの調整をしましょう。

なお、油圧ブレーキを搭載しているグラベルロードバイクの場合、調整ボルトの範囲でブレーキの調整が出来ない場合は、オイルのブリーディングが必要になることもあるので、購入店やプロショップに依頼するのがベストです。

グラベルロードバイクを整備するのに最低限必要な工具

タイヤ空気圧の調整に必要な工具

タイヤ空気圧の調整に必要な工具は、エアゲージ付きポンプだけです。エアゲージ付きポンプは、通常の自転車用空気入れよりも高いですが、実売で3,000円くらいで購入出来るため、ケチらず良いものを選びましょう。

使い勝手の良さとコスパの高さで人気なのは、Panaracerのエアゲージ付きポンプです。

また、長く乗っているとパンクなどでタイヤチューブの交換なども有り得るため、ポンプを買うついでにタイヤレバーと交換用チューブも用意しておいた方が良いでしょう。

ブレーキの調整に必要な工具

ブレーキの調整に必要な工具はブレーキのモデルによって異なります。

シマノであれば、六角レンチで調整することが多いですが、メーカーによってはトルクスレンチで調整するブレーキもあるので、自分の自転車を見て必要なものを選びましょう。

六角レンチを購入する際は、柄の長さに注目しましょう。柄の長い六角レンチを持っておくと、狭い箇所でも回しやすく、作業効率がアップします。


グラベルロードバイクを整備するのに最低限必要な工具を見てきました。

工具を買うのは最初は躊躇するかもしれませんが、定期的なメンテナンスや故障や事故を防ぐという意味ではコスパは高いですし、ポンプと六角レンチ合わせても4,000円ほどで購入出来るので、グラベルロードバイクを買ったなら必ず用意するようにしましょう。

セーフティライドを心がけよう!

ロードバイクのように速度が出て、MTBのように悪路を走ることができるグラベルロードバイクでは安全性を高めることが重要です。安全性を高めるアクセサリやライド方法に関する記事です。

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