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バイクパッキングはキャリアスタイルとバッグスタイルどっちがいい?

グラベルロードバイクが人気の理由の一つに、自転車一つで旅に出る「バイクパッキング」があります。今回は、バイクパッキングでのスタイルの違い、それぞれのメリット・デメリットをまとめました。

更新日: 2023.7.4公開日: 2023.2.2

キャリアスタイルとバッグスタイルの違い

自転車キャンプやツーリングをする際に、自転車に積載する方法は、

  1. キャリアスタイル
  2. バッグスタイル

の二つがあります。

まずは、それぞれの違いを見てみましょう。

重量 容量 手軽さ 安定感 空気抵抗
キャリアスタイル
バッグスタイル

キャリアスタイル

キャリアスタイルは、リアやフロントにキャリアを取り付けて、キャリア上にバッグやパニアを取り付けるスタイル。キャリアの分重量がアップしてしまうのと、自分のバイクにあったキャリアを取り付ける手間がありますが、積載力が高く大容量バッグを取り付けることが出来、ライド中のバッグの安定感も抜群です。

日本一周の旅などの本格的なツーリングライドをする方はキャリアスタイルが多く、自転車キャンプなどでも「キャンプギアはたくさん積んで、キャンプも手を抜きたくない」という方はキャリアスタイルが多いように思います。

バッグスタイル

もともと、自転車ツーリングというとキャリアスタイルが定番だったのですが、ここ10年ほどで自転車アクセサリーメーカーから、大容量で簡単に取り付けることが出来る自転車バッグが多く発売されたこともあり、ここ数年では車体のフレームやサドルに取り付けるバッグスタイルが人気です。

バッグスタイルの場合は、

  1. フロントバッグ(ハンドルに取り付ける)
  2. フレームバッグ(フレームに取り付ける)
  3. サドルバッグ(サドル、シートポストに取り付ける)

の3つを使うのが定番。

50L以上積載も可能なキャリアスタイルよりかは積載力はありませんが、バッグ自体を大容量モデルにすれば、最大で30Lほどの積載力を持つことが出来ます。

バッグスタイルはキャリアを使わないので「普段はグラベルロードバイクで、旅に出る時だけバッグをつけて旅仕様に」という使い分けが簡単に出来る点が大きなメリットです。

キャリアスタイルとバッグスタイルはどちらが良い?

ライドの質に拘るなら「バッグスタイル」

グラベルロードバイクやロードバイクで「ちょっとした旅をしたい」という方はバッグスタイルがベスト。

バッグスタイルなら、重量も軽く、空気抵抗への影響も少ないので、何もつけない時と大きく変わらずライドを楽しむことが出来ます。

特に最適なのは、1泊するロングライドや輪行で遠方まで走りに行きたいという方。旅先まではサドルバッグやフレームバッグに着替えや荷物を積んで、いざ目的のヒルクライムコースなどに到着したら

輪行の時は、普段着っぽい洋服をジャージの上から着れば一般人感を出せます。ライド時はバッグに洋服と輪行袋をしまってしまえば良いので非常に楽です。駅からスタートのライドの場合は、駅のコインロッカーにバッグごと入れてしまうの良いでしょう。

サイクルジャージのまま電車に乗るのは人の目が気になるという方はこの方法がおすすめです。

また、自転車キャンプやツーリングでも「目的地までのライドがメイン」と考えるのであれば、バッグスタイルが良いでしょう。

とにかくたくさん積みたいのなら「キャリアスタイル」

目的地までのライドというよりも、「荷物を乗せてライドした先でのイベント」が大事なのであれば、キャリアスタイルが良いでしょう。

キャリアスタイルは安定感があるためライド時のストレスも少ないですし、自転車キャンプならバックパックと組み合わせれば50〜80L近くのギアを運搬出来ます。これだけの容量があれば、冬用のキャンプ装備も積載が出来ます。

時速20kmくらいでポタリングをしつつ、現地でキャンプや釣りなどのアクティビティを楽しむのであれば、このキャリアスタイルがオススメです。

自分のアクティビティ・ライドスタイルを考えて最適な方法を選ぼう

ここまであくまで参考として最適なスタイルをオススメしてきましたが、キャリアスタイルとバッグスタイルのどちらが良いかは「自分がどうしたいか?」に大きく依存します。

「手軽なバッグスタイル」と「積載力と安定感のキャリアスタイル」、それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分に合ったスタイルを模索しながらブラッシュアップしていくのも、楽しさのひとつです。

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