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ロードバイクのためのグラベルタイヤ選び
舗装路を走行することがメインのロードバイクでも、グラベルタイヤを装着することでグラベル走行を楽しむことが出来ます。今回は、ロードバイクのためのグラベルタイヤ選びと注意点をまとめました。
更新日: 2023.7.4公開日: 2022.10.4
目次
ロードタイヤとグラベルタイヤの違い
まずはロードタイヤとグラベルタイヤの違いを見ていきましょう。
項目 | ロードタイヤ | グラベルタイヤ |
---|---|---|
サイズ | 700 x 19〜30C | 700 x 23〜40C |
タイヤ種類 | クリンチャーがメイン | チューブレスがメイン |
タイヤ表面 | スリックがメイン | ブロックがメイン |
こうして比較してみると、思ったよりも違いがあります。
タイヤの種類やタイプについては、各タイヤメーカーから様々な製品が発売されているので、自分の好みに合ったタイヤを選べば良いですが、問題はタイヤサイズです。
ロードバイク用グラベルタイヤを選ぶ際のポイント
車体の「対応タイヤサイズ」が重要
まずは、自分のロードバイクに取り付けが可能なタイヤを調べましょう。
調べるのは、
- ホイールの推奨タイヤサイズ
- ホイールの対応タイヤタイプ
- フレームのタイヤクリアランス
- ブレーキの対応タイヤサイズ
の4点を調べます。
ロードバイクのホイールには推奨タイヤサイズがあります。それよりも大きなタイヤでも装着は可能ですが、走行性能を考えたら、推奨タイヤサイズの範囲で選ぶのがベストです。
グラベルロードバイクは、700 x 35〜40Cサイズのタイヤを装着することが多いですが、ロードバイクの場合、エアロ効果を出すためにタイヤとフレームの隙間を狭くするのが通常で、700 x 30C分くらいのクリアランスしかないことがほとんどです。
また、リムブレーキのロードバイクの場合、フレームにクリアランスがあっても、ブレーキキャリパーにタイヤがぶつかってしまう場合もあるので、ブレーキの対応タイヤサイズも重要です。
速さを求めるなら、まずはスリックタイプのグラベルタイヤから始めよう
グラベルタイヤというと、ブロックタイヤで重く、走りも重いというのが一般的なイメージですが、最近ではタイヤメーカーもその点を重視して、オンロードでの走りの軽さを損なわないグラベルタイヤを積極的に開発しています。
ロードタイヤと同じ「スリック」タイプや、センターラインをスリックにサイドをブロックにした「セミスリック」など、舗装路での走りの軽さを重視したグラベルタイヤなどがそれにあたります。
中でも、スリックタイプのグラベルタイヤは、タイヤの重量はあるものの、転がりはロードタイヤに近いフィーリングの製品があるので、まずはスリックのグラベルタイヤから入ると、ロードタイヤから違和感なく乗り換えが出来るでしょう。
グラベルタイヤ用ホイールがあると便利
グラベルタイヤは太いサイズをチューブレスで装着することで、エアボリュームを増やし、クッション性を高めて走行するのが通常です。その意味では、細いタイヤを高圧で使うロードバイクとは別のコンセプトのタイヤと言えます。
ですので、ロードバイクとして走りたい時はロードバイク用のホイールセットを、グラベルを楽しみたい時はグラベル用のチューブレス&太いタイヤのホイールをセットを用意して、目的やライドの種類に合わせてホイールセットを入れ替えて運用するのがベスト。
舗装路メインなら、ディープリムのカーボンホイール、グラベルならアルミ・ワイドリムのグラベルホイールと、目的によってホイールを変えるだけで、別のバイクに乗るような感覚で楽しむことが出来ます。
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