グラベルロードバイクにベルは必要？選び方は？

グラベルロードバイクにベルは必要？

グラベルロードバイクに限らず「自転車にはベルの装着が義務付けられている」というのは聞いたことがあるのではないでしょうか？これは、道路交通法によって規定されている「警報機の装着義務」のことを指します。

道路交通法は「公道を走行する際の法律」ですので、「グラベルロードバイクにベルは必要？」の答えは「公道を走る際は必要」となります。

全く公道を走らない場合はベルは不要

ロードバイクでは公道を走らないという人はほとんどいないかと思いますが、グラベルロードバイクの場合、MTBコースを走ったり、私有地の林道を走ったりと、実は公道を走らないで楽しむシーンがあります。

例えば、車にグラベルロードバイクを積んで、MTBパークに行ってグラベルライドを楽しむという場合は、公道をグラベルロードバイクで走ることはありませんので、ベルは装着する必要はありません（パーク側がベルの装着をルールとしている場合を除く）

少しでも公道を走る可能性があるならベルは装着しよう

一方で、自走でグラベルまで行ってグラベルライドを楽しむ場合や、サイクリング中に見つけたグラベルに入ってみるような楽しみ方をする場合は、ほぼ100%公道を走ることになるのでベルは装着義務があります。

「今日は公道じゃないグラベルメインだし、ベルは不要かな」と思って走ってみたら、意外と途中で公道に出る必要が出てくることは大いにあり得ますので、MTBパークなどの特殊な場所でのライドを除いて、基本的にはベルは装着しておいた方が良いでしょう。

グラベルロードバイク用のベルの選び方

サイクリングや街乗りがメインなら「邪魔にならないベル」を選ぼう

サイクリングや街乗りがメインなのであれば、通常の自転車と同じベルで問題ありません。ただ、ドロップハンドルにいろんなものが付いていると、フラット部分を握りづらくなるので、なるべく邪魔にならないベルを選びましょう。

ベルの取り付け位置も重要で、「邪魔にならないけど、いざという時にしっかり使える場所」を選びます。ロードバイクユーザーの方は、フォークコラムやステムに取り付ける方が多いでしょう。

本格的な林道を走るなら電子警報機タイプがオススメ

グラベルを昼夜問わず走るような本格派の方は、通常の公道よりも視界が悪く、対向車の存在を視認しにくいため、自転車のベルだけでは車に存在を知らせることが出来ません。

そのため、本格的に林道などでライドを楽しむ方で、自動車が走るような場所を走るのであれば、電子警報機タイプがオススメです。

自転車用の電子警報機はサイズも小さいですし、ベルとは比較にならない音の大きさですので、暗闇や視界の悪い道を走る際も安心です。