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グラベルタイヤとは?グラベルタイヤの定義
ロードバイク界隈で人気急上昇中のグラベルタイヤ。グラベルタイヤとはどんなタイヤで、どういう定義で決められるのでしょうか。
更新日: 2023.10.11公開日: 2022.9.8
目次
メーカーが「グラベルタイヤ」とカテゴライズしているタイヤ
グラベルタイヤに限らず、スポーツ自転車のタイヤに特別な定義はありません。あくまでメーカーが「ロードバイク用」「グラベル用」というカテゴライズをしているのに過ぎません。
ただ、グラベルタイヤは、
- ロードタイヤよりも太くMTBタイヤよりも細い
- グラベル走行のためのブロックパターンがある
という傾向があります。ただ、必ずしもこのパターンに当てはならないグラベルタイヤもあります。
例えば、PacaracerのGravelKingは、無印モデルはスリック、SSはセミスリック、SKはブロックタイヤとなっていて、タイヤの太さも26Cくらいから展開があるため、ロードタイヤとグラベルタイヤの差は少なくなっています。
一方で、海外のタイヤメーカーのグラベルタイヤは基本的にはブロックタイヤで、見た目的にもサイズ展開的にもMTBタイヤにかなり近くなっているモデルもあります。
その意味でも、グラベルタイヤというのは「メーカーがグラベルを想定して設計したタイヤ」と定義するしかありません。
グラベルタイヤはグラベルロード以外でも使うことが出来る
ロードバイクにはロードタイヤ、MTBにはMTBタイヤを装着するというのが一般的な常識で、ロードタイヤをMTBにつけたり、逆にMTBタイヤをロードバイクにつけることはまずありません。
しかし、ロードタイヤとMTBタイヤの両方の性質を持つグラベルタイヤは、グラベル用ではないロードバイクにグラベルタイヤを装着することも可能ですし、MTBを街乗り仕様にするのに太めのグラベルタイヤをMTBに装着することもあります。また、シクロクロスレースにグラベルタイヤを装着させて走るユーザーもいます。
これはグラベルタイヤが「ロードタイヤとMTBタイヤの中間にあるタイヤ」というのが主な要因でしょう。どちらのユーザーも手が出しやすいタイヤとも言えます。
悪く言えば「中途半端」ですが、選ばれる範囲が広く、いろんな用途で使うことが出来るタイヤとも言えます。
MTBタイヤとも少し違うグラベルタイヤ
見た目的にはMTBに似ているグラベルタイヤですが、実はよく見てるとかなり違いがあります。
MTBタイヤはタイヤの幅が太く、ブロック部分のノブ(凹凸)が大きめのものがレイアウトされていますが、グラベルタイヤはタイヤ幅が40〜50mmほどが多く、一つ一つのノブは小さく、舗装路での走りも想定して細かく広い面でレイアウトされる傾向にあります。
こうした違いは想定する道の違いにも出てきており、MTBでも岩場や獣道のような悪路でも、スリップすることなくしっかり路面をキャッチすることが出来ますが、グラベルタイヤはMTBタイヤが想定するような道での路面キャッチ力はありません。
ですので、グラベルタイヤにブロックパターンがあるからといって、MTBが走るような悪路を全て走破できるわけではないのです。
グラベルロードバイクには、ロードタイヤもMTBタイヤも装着出来る
一方で、グラベルロードバイクはロードバイクと比較してフレーム・ホイールのタイヤクリアランスが広く、ディスクブレーキ化によって一つ小さい650Bのホイールも装着可能なため、細めのサイズであればMTBタイヤを装着することが可能です。
グラベルロードバイクは、舗装路と未舗装路の両方を走ることが出来るように設計されているため、カスタマイズするタイヤ次第で、ロードバイク風にもMTB風にもカスタマイズ出来るという意味では幅広い用途で楽しめるバイクと言えます。
グラベルタイヤをマスターしよう
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