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各サイズの最軽量はこれ!軽量グラベルタイヤまとめ

タイヤをMTBに寄せていくとどうしても重くってしまうグラベルロードバイクですが、軽量タイヤを選べば軽い走りをそのままに、グラベルを楽しめるようになります。

公開日: 2023.10.5

※ 各タイヤの重量は公式サイト記載の「タイヤ1本の重量」です。

700Cサイズの軽量グラベルタイヤ

700 x 40C

最近のグラベルロードバイクの標準サイズとなってきているのが700 x 40Cサイズ。ロードタイヤよりも圧倒的に太く、ただMTBタイヤほど太すぎないことでバランスが取れたサイズです。

700 x 40Cサイズのグラベルタイヤの最軽量は「Bontrager GR1 Team Issue」。当サイト独自のグラベルタイヤ・データベースでは、700 x 40Cサイズの平均重量は499gでしたが、Bontrager GR1 Team Issueは430gと15%近く軽量。700 x 35Cサイズのグラベルタイヤでも430g程度のモデルもあるため、いかにBontrager GR1 Team Issueが軽量かということがわかります。

Bontrager GR1 Team Issueはブロックタイヤですが、ブロックパターンがノブが小さく細かいためオンロードでの転がり抵抗も低くなっているため、オールラウンドなグラベルタイヤと言えます。

700 x 35C

オンロードでの走りを重視するユーザーに多く選ばれるのが700 x 35C。現在はロードバイクでも30C前後のサイズが定番になりつつあるため、それよりもちょっと太くいくらいで、安定して乗れるのがメリット。

700 x 35Cサイズのグラベルタイヤの最軽量は「Panaracer GravelKing TLR」で、重量はたったの310g。当サイト独自のグラベルタイヤ・データベースでは、700 x 35Cサイズの平均重量は411gだったため、圧倒的に軽いグラベルタイヤと言えます。

ただし、Panaracer GravelKing TLRはブロックパターンのないスリックタイヤになるため、基本はオンロードでたまに軽いグラベルを走る程度の使い方になります。

もし、本格的なグラベルを楽しみたいのであれば、「Continetal TERRA SPEED PROTECTION」がブロックタイヤにも関わらず360gと超軽量なので、そちらを選ぶのも良いでしょう。

700 x 45C

グラベルロードバイクのタイヤクリアランス的に限界に近いサイズが700 x 45C。細めのMTBタイヤが2インチクラス(50Cあたり)と考えると、一昔前のMTBタイヤに近いサイズがあり、豊富なエアボリュームとしっかりとしたブロックで荒い本格的なグラベルでも走破できるタイヤサイズと言えます。

700 x 45Cサイズのグラベルタイヤの最軽量は「HUTCHINSON OVERIDE TLR」で、重量はたったの490g。当サイト独自のグラベルタイヤ・データベースでは、700 x 45Cサイズの平均重量は573g、500gを切るのはHUTCHINSON OVERIDE TLRのみでした。

HUTCHINSON OVERIDE TLRはセンターがスリックになっている、いわゆる「セミ・スリック」タイプのグラベルタイヤ。オンロードではスリックで転がり抵抗を抑えて、サイドのブロックパターンでグラベルでの安定性を高めたデザインになっています。

ブロックパターンのグラベルタイヤを探しているのであれば、次点の「SCHWALBE G-ONE R」がブロックタイプのグラベルタイヤなのに520gと非常に軽量。ブロックパターンも高めで、MTBに近いタイヤなので、走破性が非常に高くなります。

650Bサイズの軽量グラベルタイヤ

650 x 47B

700Cよりもホイールの内径を小さくした650Bタイヤの中では比較的小さめのサイズである650 x 47B。タイヤは太く、でも比較的走りは軽くできるのがメリットです。

650 x 47Bサイズのグラベルタイヤの最軽量は「HUTCHINSON TOUAREG TLR」で、重量は472g。当サイト独自のグラベルタイヤ・データベースでは、650 x 47Bサイズの平均重量は542gで、500gを切るのはHUTCHINSON TOUAREG TLRのみでした。

HUTCHINSON TOUAREG TLRは低めのノブのブロックタイヤなので、グラベルでの走破性だけでなく、オンロードでの走りの軽さも兼ね備えています。

650 x 50B

700C x 30Cくらいの外径になるため、転がりが大きくしかも50mm幅でエアボリュームを増大させることが出来るのが650 x 50B。700Cサイズのグラベルタイヤでは、50mm幅だと奥行きのクリアランスが足りなくなる(フレームに擦ってしまう)ことが多いため、幅に余裕があるグラベルロードバイクで650 x 50Bにすることでタイヤを太くすることが可能。

650 x 47Bサイズのグラベルタイヤの最軽量は「SCHWALBE G-One Speed」で515g。流石に50mm幅となるとかなりの重量になります。SCHWALBE G-One Speedはスピード重視のグラベルタイヤ、ブロックパターンが小さく低いため、しっかりとしたブロックが欲しいなら、次点の「PIRELLI CINTURATO GRAVEL CLASSIC H」が540g。CINTURATO GRAVEL CLASSIC Hはセンターは低めで細かいのブロック、サイドに大きめで高いブロックをレイアウトしているため、グラベルでもオンロードでも快適に走行可能です。

タイヤの特性によって「最軽量」が変わるグラベルタイヤ

ここまで見てきた通り、グラベルタイヤはロードタイヤと違って、「どのサイズを選ぶか」」「表面加工をどれにするか」で重量が大きく変わってきます。

サイズは大きく・太くなるほど、ブロックパターンが大きくなるほど重くなり、逆にスリックで細ければロードタイヤに近い使い方も出来ます。

グラベルロードバイクは、走る場所や走りの好みに合わせてタイヤを変えることも多いですが、その際に軽量なタイヤを選ぶことで、走りの軽さを維持しつつ、グラベルを楽しむことが出来ます。

グラベルタイヤをマスターしよう

グラベルロードバイクの特徴でもあるグラベルタイヤ。どんなタイヤをどんな空気圧でセッティングするかで、走りや快適さが大きく変わるのは、グラベルロードバイクの面白さの一つです。

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