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ロードバイクとどこが違う?グラベルロードの見分け方

ロードバイクの派生カテゴリであるグラベルロードバイクは、見た目もほぼロードバイクで、初心者の方ではパッと見た時に見分けがつかなことがあります。今回はグラベルロードバイクを見分けるポイントをご紹介します。

更新日: 2023.7.4公開日: 2022.9.5

太いタイヤサイズ

グラベルロードバイクの特徴の一つが太いタイヤです。通常のロードバイクでは、25Cや太くても28Cくらいがメジャーですが、グラベルロードバイクでは38Cや40Cなどの太いタイヤを標準装備します。

25Cと38Cでは写真でパッと見てもタイヤサイズが明らかに大きくなるので、「見た目はロードバイクなのにタイヤが太い」場合はグラベルロードバイクの可能性が高くなります。

ダボ穴の数・場所

未舗装路を走るグラベルロードバイクの特性にマッチしているのが、自転車キャンプなどのトラベル用途。そのため、グラベルロードバイクでは積載量を増やすためにフレーム・フォークにダボ穴と呼ばれるアクセサリーなどをマウントするための穴が多めに空いています。

通常のロードバイクでは、ドリンクホルダーを取り付けるために、ダウンチューブ下とシートチューブに二つのダボ穴が空いていることがほとんどですが、グラベルロードバイクの場合、その二つに加えて、

  1. フロントフォーク
  2. トップチューブ
  3. ダウンチューブ下

にもダボ穴があります(メーカー、モデルによる)。

ダボ穴は普通にサイクリングをする分には二つあれば十分ですが、トラベル用途となると寝袋や着替え、テントなどを積載するために非常に重要なポイントです。

そのため、ダボ穴の数もグラベルロードバイクを見分けるための特徴の一つと言えます。

グラベル専用コンポ

ここ数年でグラベルロードの盛り上がりと共に、自転車コンポーネントメーカー各社もグラベル専用のコンポーネントをリリースしています。

そのため、グラベル専用のコンポーネントを搭載していたら、グラベルロードバイクと見分けることが可能です。

主要コンポーメーカーのグラベル用コンポーネントは、

  1. シマノ: GRX
  2. カンパニョーロ: EKAR
  3. SRAM: XPLR

となっています。

ただし、グラベルロードバイクでも、コンポーネントはロードバイク向けやMTB向けを搭載するケースもあるため、必ずしもグラベル用コンポを搭載しているとは限りません。

その意味では「グラベルコンポだったらグラベルロード」くらいの見分けしか出来ないのが難点です。

小さいサイズのホイール

ロードバイクでは700Cという規格のホイールを装着することが多く、グラベルロードバイクでもその規格が継承されていることがほとんどですが、一部のグラベルロードバイクは一つ下のサイズである650Bのホイールを装着していることがあります。

ホイールサイズを650Bにすることで、ホイールの内径が小さくなる分、同じフレームでも太いタイヤを装着できることがメリットです。

そのため「オールロード」と呼ばれるロードバイクでは、「700Cを履けばロードバイク、650Bに交換すればグラベルロードバイク」と、どちらも楽しめる仕様になっているモデルがあります。

700Cが装着できる車体で、650Bの細いタイヤを装着するメリットはあまりないので、「ロードバイクなのに650Bホイールに太いタイヤを履いている」場合はグラベルロードの可能性があります。

ただし、ロードバイクでも、女性向きの小さいサイズの場合は敢えてホイールを650Bにするケースもあるので、「650B = グラベルロード」と必ずしも言えません。

他の自転車と何が違う?グラベルロードバイクの特徴

ロードバイクを悪路に最適化したグラベルロードバイクですが、ロードバイクやMTBなどの他のスポーツ自転車と何が違うのかを解説します。

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