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グラベルロードバイクに最適な650Bホイールまとめ

グラベルロードバイク界隈でじわじわと人気が出ているのが700Cよりも若干小さい650Bホイール。700C用のバイクで太めのタイヤが楽しめる650Bホイールをまとめました。

更新日: 2023.11.6公開日: 2022.11.29

主要ホイールメーカーの650Bホイール

製品名 メーカー 定価 ロータータイプ リム素材 リム内幅 リム高 推奨タイヤサイズ フロント重量 リア重量 重量合計
ALLROAD 650B DISC Mavic 49,500 センターロック アルミ 25 - 28〜64mm 860 980 1840
ALLROAD SL ROAD+ Mavic 110,000 センターロック アルミ 25 22 28〜64mm 723 832 1555
Rapid Red 3 650B Fulcrum 113,300 AFS アルミ 24 24 40〜60mm - - 1640
Rapid Red 5 650B Fulcrum 71,500 AFS アルミ 23 24 32〜46mm - - 1650
Racing 700 DB 650B Fulcrum 38,350 AFS アルミ 23.8 22 - - - 1740
WH-RX570-TL 650B シマノ 64,841 センターロック アルミ 21.6 22 38〜53mm 737 920 1657
WH-RS171 650B シマノ 25,127 センターロック アルミ 19 19 28〜42mm 867 1067 1934
FOUNDATION GRAVEL AG28 ENVE 299,860 センターロック カーボン 28 21 30〜50mm - - 1480
Orra V2 650B Prime 75,000 センターロック カーボン 24.5 30 - 720 850 1570
Kanza アルミ 650B Prime 35,000 センターロック アルミ 21 30 - 710 840 1550

Mavic

ホイールメーカーの中でもグラベルに力を入れており、ALLROADというグレードも用意しているのがMavic。

同社の技術を盛り込んだ最高峰のアルミグラベルホイールで、エントリークラスがALLROAD 650B DISC、上位グレードがALLROAD SL ROAD+。カーボンモデルは700Cのみとなっています。

製品名 メーカー 定価 ロータータイプ リム素材 リム内幅 リム高 推奨タイヤサイズ フロント重量 リア重量 重量合計
ALLROAD 650B DISC Mavic 49,500 センターロック アルミ 25 - 28〜64mm 860 980 1840
ALLROAD SL ROAD+ Mavic 110,000 センターロック アルミ 25 22 28〜64mm 723 832 1555

価格帯的には2倍のSLを選ぶか、半額の無印を選ぶか悩みどころですが、スペックを考えたら思い切ってALLROAD SL ROAD+を選びたいところです。

Fulcrum

日本でも人気のホイールメーカー・Fulcrumのグラベルホイールは、Rapid Redがメイン。コスパの高いFulcrumらしく、軽量さと価格のバランスが良いホイールになっています。

日本では未発売ですが、海外通販などで購入できるRacing 700 DB 650Bは完成車のOEMホイールで、グレード的にはRacing 7に相当しますが、重量が1,800未満で4万円を切っており、手頃な価格で650Bホイールを始めるのに最適です。

製品名 メーカー 定価 ロータータイプ リム素材 リム内幅 リム高 推奨タイヤサイズ フロント重量 リア重量 重量合計
Rapid Red 3 650B Fulcrum 113,300 AFS アルミ 24 24 40〜60mm - - 1640
Rapid Red 5 650B Fulcrum 71,500 AFS アルミ 23 24 32〜46mm - - 1650
Racing 700 DB 650B Fulcrum 38,350 AFS アルミ 23.8 22 - - - 1740

シマノ

日本で安定の人気なのがシマノのホイール。650Bホイールは、グラベル向けGRXグレードからとノングレードの2種類が発売されています。

どちらもコスパが高く、入手しやすい価格帯になっています。

製品名 メーカー 定価 ロータータイプ リム素材 リム内幅 リム高 推奨タイヤサイズ フロント重量 リア重量 重量合計
WH-RX570-TL 650B シマノ 64,841 センターロック アルミ 21.6 22 38〜53mm 737 920 1657
WH-RS171 650B シマノ 25,127 センターロック アルミ 19 19 28〜42mm 867 1067 1934

ENVE

アメリカのハイグレードホイールメーカー・ENVEのグラベルホイール。今回ピックアップした650Bホイールの中では唯一1,500gを切る軽量ホイールです。

製品名 メーカー 定価 ロータータイプ リム素材 リム内幅 リム高 推奨タイヤサイズ フロント重量 リア重量 重量合計
FOUNDATION GRAVEL AG28 ENVE 299,860 センターロック カーボン 28 21 30〜50mm - - 1480

価格が他社と比べてかなり高くなってしまいますが、軽さを追求するグラベルユーザーにとっては唯一の選択肢と言えます。

Prime

WiggleやCRCなどの自転車海外通販で人気のホイール・Prime。

圧倒的なコスパで人気のPrimeですが、650Bのグラベルホイールでもそのコスパは健在。

Kanza アルミ 650Bは3万円台で前後で1,550g、リムハイト30mmのセミディープリムという驚異的なホイールでしたが、現在は終売してしまっています。

製品名 メーカー 定価 ロータータイプ リム素材 リム内幅 リム高 推奨タイヤサイズ フロント重量 リア重量 重量合計
Orra V2 650B Prime 75,000 センターロック カーボン 24.5 30 - 720 850 1570
Kanza アルミ 650B Prime 35,000 センターロック アルミ 21 30 - 710 840 1550

グラベルロードバイクの650Bホイールに関するよくある質問

Q.

650Bのグラベルホイールの方が700Cモデルよりも軽量?

A.

同じグラベルホイールの650Bモデルと700Cモデルを比較すると、650Bモデルの方が若干軽量なことが多いですが、概ね100g未満のことが多いため、誤差の範囲とも言えます。

また、650Bホイールにするとタイヤを太いタイヤにするため、タイヤ重量がアップするため、ホイール・タイヤ合計の重量では650Bホイールにした方が重量が重くなることもあります。

Q.

650Bホイールのリム内幅はどれくらいが良い?

A.

650Bホイールの場合、650 x 50Cなどの太いタイヤを装着することが標準になるため、リムの内幅はなるべく広いものを選ぶのが定番です。

ここ数年で発売されたグラベルロードバイク用の650Bホイールで言えば、リムの内幅は24mm以上が定番で、一昔前のMTBホイールくらいのワイドリムです。

逆に21mm前後のリムであれば、最近のディスクロードバイク用ホイールもそれくらいのリム内幅が標準なので、650Bホイールとしてはリム幅は細いと言えます。

Q.

グラベルロードバイク用の650BホイールとMTBの27.5インチホイールの違いは?

A.

最適には、グラベルロードバイク用の650BホイールもMTBの27.5インチホイールも、どちらもETRTOの584サイズになるため、規格的には同じものです。

両者の違いは、MTB用のホイールの方が太いタイヤを装着するためにリムの幅が広く、ジャンプなどにも対応できるようにスポーク本数が多めになっているモデルが多くなり、重量も重めです。

グラベルロードバイク用の650Bホイールの方が、低価格で軽量ですが、ジャンプなどには対応しないものがほとんどです。

グラベルロードバイクのホイール選び

グラベルロードバイクのホイールは専用のものが良いのか、ロードホイールでも良いのか、MTBホイールも使えるのかなど、グラベルロードバイクのホイールカスタマイズについて解説します。

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