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痛みを減らして快適さUP!グラベルロードバイクに合うサドルの選び方

あまり知られていませんが、ここ数年でグラベルロードバイクに最適化したサドルも多く発売されています。グラベルロードバイク用サドルの特徴と、自分に合ったサドルの選び方について解説します。

更新日: 2023.7.3公開日: 2023.5.11

グラベルロードバイク専用のサドルはどこが違う?

一般的に、ロードバイクのサドルは幅が狭く軽量、マウンテンバイクのサドルは幅が広くゲルパッドや穴あきデザインなどの快適さを向上させる機能を備えています。これは、ロードバイクは路面からの衝撃が少ない舗装路を走行し、マウンテンバイクは衝撃が大きい未舗装路での走行がメインになるためです。

一方で、グラベルロードバイク用のサドルは、ちょうど中間くらいのデザインになっていることが多く、ロードバイクサドルよりも幅が広く、MTB用サドルのように衝撃を吸収する素材で作られています。

ただ、現状では種類も少ないため、基本的にはロードバイクサドルかMTBバイクサドルから選ぶことになります。

グラベルロードバイクで使うサドルの種類

スポーツ自転車のサドルは、ライダーの体型(骨盤の広さ、足の太さなど)や身体の強さの違い(柔らかさや筋肉量、姿勢の違い)などに合わせて、複数の種類が用意されることがほとんどですが、グラベルロードバイク用のサドルは、以下のような特徴があります。

  • 幅広デザイン
  • ゲルサドル
  • 穴あきデザイン

幅広デザインでゲルパッドが入ったサドルは、しっかりと座っても衝撃を和らげてくれる効果があり、穴あきデザインは股部分の摩擦を軽減させる効果があります。

これらはライダーとのフィット感や好みによって向き不向きがあります。

グラベルロードバイクに最適なサドルを選ぶメリット

座り心地を良くする

舗装路で高速で巡航するロードバイクと違い、未舗装路などを楽しむグラベルロードバイクでは、速さよりも快適さを優先するライダーも多いでしょう。そうしたライダーにとっては、乗り心地は非常に重要です。

グラベルに最適化なサドルに交換することで、路面からの衝撃を緩和し、しっかりと体をサポートしてくれることで、座り心地が良くなります。

10km程度のライドでは差がわからないこともありますが、50kmを超えるようなロングライドや、グラベル区間が長いライドになると、その差がよくわかります。

痛みを解消する

スポーツ自転車のサドルは、シティサイクルのようにしっかりと座るよりも、しっかりとパワーをペダルに伝えることを重要視するため、慣れていても長時間乗ると痛みが出てきます。グラベルに最適なサドルに交換することによって、痛みを軽減することが出来ます。

特に、未舗装路を長く走ると、ロード用の硬いサドルでは路面からの断続的な大きい衝撃で股が痛くなりがちなので、衝撃への対処という意味合いもあります。

グラベルロードバイク用のサドルを選ぶ際のポイント

まずは自分の身体に合ったサイズ・形状を選ぶ

グラベルロードバイク用のサドルを選ぶ際のポイントは、基本的にはロードバイクのサドルと同じ考え方で、まずは「自分の身体へのフィット感」から選びます。

どんなにグラベルに最適化しても自分に最適化していなければ、快適さや痛みの軽減につながらないので、ポジションと相談しながら自分に合うことサイズ・形状を選びましょう。

ロードバイクのサドルは「サドル沼」と言われるほど、自分に合うサドルを見つけるのが難しいため、サドルをレンタルできるショップなどを利用するのもありです。

グラベルロードバイクならではのポイントで選ぼう

自分に合った形状、サイズが決まったら、グラベルならではのエッセンスを追加していきましょう。

サドルの幅は狭いほどペダリングの邪魔にならずパワー伝達も良くなりますが、これはグラベルでは不安定さにつながります。グラベル区間では高速巡航をすることも少ないため、幅広のサドルを選んで安定性をアップさせましょう。

幅広のサドルにすると、しっかりとお尻がサドルにつく形になるので、穴あきサドルで股部分の痛みを軽減させると良いでしょう。ゲルパッドが入ったサドルだと、路面からの細かい振動による痛みも軽減出来ます。

「幅広」「ゲルパッド入り」のサドルとなると、どうしても重量が重くなってしまいますが、グラベル区間が長いライドがメインであれば、重量よりも快適さ、痛みの軽減の方が重要になります。

グラベルロードバイク・ポジションガイド

ロードバイクともMTBとも少しポジションの考え方が違うグラベルロードバイク。ポジションを最適化する方法を解説します。

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