定価15万円以下のお手頃グラベルロードバイクまとめ
自転車としては高級だけどグラベルロードバイクとしてはお手頃価格な15万円以下のグラベルロードバイクをまとめました。
更新日: 2023.1.24公開日: 2022.10.25
目次
15万円未満のグラベルロードバイクってどんなバイク?
カスタマイズ次第で15万円未満のグラベルロードバイクでも化ける
ここまでピックアップしてきたグラベルロードバイクは、エントリーコンポで重量も重いものがほとんどですが、低価格かのためにコストカットされている、
- ホイール
- タイヤ
- クランク
などをアップグレードすれば、1kgくらいは軽量化が可能です。
1kgくらい軽量化するには、トータルで車体価格と同じくらいアップグレードにお金がかかってしまうかもしれませんが、「まずは初めてみて、ハマったら追加でお金を出す」という選択肢が出来るのは、15万円未満のグラベルロードバイクの大きなメリットでしょう。
もう一声出せればワンランク上のグラベルロードバイクが手に入る
2万円も出せばクロスバイクやミニベロが手に入る日本の自転車事情を考えると、15万円のグラベルロードバイクというと一般の方にとっては高価な買い物です。
ただ、グラベルロードバイクでは20万円前後がエントリーモデル、30万円前後がミドルモデルという価格帯になっているので、もう一声出して20万円クラスのグラベルロードバイクを視野に入れると、CanyonのGrizl 7などシマノのグラベルコンポ・GRXを搭載した本格的なグラベルロードバイクが手に入ります。
5〜7万の差というと、普通に考えれば安めの電動アシスト自転車が買える価格なので、簡単には予算アップ出来ないかもしれませんが、最初からワンランク上の走りを求めるなら20万円オーバーで選ぶ方が良いでしょう。
そう考えると、予算15万円というのは昨今のグラベルロードバイク事情から考えるとやや微妙な予算ではあります。
定価15万円以下のグラベルロードバイク
モデル名 | メーカー | モデルイヤー | 価格 | 重量 | フレーム素材 | フォーク素材 | ホイール | 標準タイヤ | コンポーネント | クランクセット |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GAVEL | NESTO | 2020-2021 | 115500 | 11.0kg | アルミ | カーボン | オリジナル | 38C | シマノ・SORA | ノーブランド |
Topstone 4 | cannondale | 2021 | 135300 | 非公開 | アルミ | カーボン | オリジナル | 37C | microSHIFT Advent X | Prowheel |
SPEEDSTER GRAVEL 50 | SCOTT | 2022 | 148,500 | 11.48kg | アルミ | アルミ | オリジナル | 40C | シマノ・CLARIS | FC-RS200 |
GAVEL | NESTO | 2022 | 149600 | 11.0kg | アルミ | カーボン | オリジナル | 38C | シマノ・SORA | ノーブランド| |
NESTO GAVEL(2020-2021モデル) ¥115,500
日本のスポーツ自転車メーカー・NESTOのグラベルロードバイクシリーズ・GAVELのベースモデル。2020年モデルで、2021年も継続販売されていたモデルです。
アルミフレーム・カーボンフォークに、シマノSORAコンポーネントを中心に、他のパーツを格安パーツにすることで、定価で11万円台という低価格を実現しています。
38Cタイヤとロードバイクよりもかなり太く、走破性と舗装路の走行性能のバランスを取ったスペックですが、重量が11kgとやや重め。
日本のグラベルロードバイク界隈では「元祖コスパ番長」とも言える存在でしたが、メーカーにて製造が終了しているため、市場在庫分で終了です。
cannondale Topstone 4 (2021年モデル) ¥135,300
cannondaleのグラベルロードバイクシリーズ「Topstone」のエントリーモデル。コンポーネントをmicroSHIFT製にすることで、cannondaleでありながら13万円台という手頃な価格を実現しています。
重量は非公開ですが、ユーザー情報だとペダル・保安部品なしで10.75kgと、ロードバイクとしては重量級ですが、エントリーグラベルロードバイクとしては標準的。アルミフレーム、カーボンフォークで11kg未満となると、カスタム次第である程度の軽さに出来そうです。
SCOTT SPEEDSTER GRAVEL 50 (2022年モデル) ¥148,500
SCOTTのグラベルシリーズ「SPEEDSTER GRAVEL」のエントリーモデル。
コンポーネントはシマノ・クラリスで、エントリーモデルとしては珍しく、クランクセットもクラリスグレードのものを標準搭載。
重量は11.48kgと超重量級なのは、フレームもフォークもアルミという点と、40Cのタイヤを装着している点でしょう。
2021年以降の世界的な需要増で各メーカーが車体価格を値上げする中、15万円未満でしっかりとしたグラベルロードバイクが手に入るのは貴重な存在です。
NESTO GAVEL(2022年モデル) ¥149,600
NESTOのグラベルロードバイクシリーズ・GAVELのベースモデルの2022年モデル。スペック的には2020-2021年モデルと同じで、カラーリングが変更となっています。
前モデルが11万円台という衝撃的なコスパだったことを考えると約15万円という価格は「コスパがかなり下がった」と感じますが、20〜30万円のモデルが多いグラベルロードバイクではまだまだお手頃価格と言えます。
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