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雨じゃなくてもつけたい!グラベルロードバイクにフェンダー(泥除け)をつけるメリットと選び方

未舗装路を走るグラベルロードバイクではフェンダーを取り付けるカスタムがメジャーです。今回は、なぜフェンダーをつけると良いのか、そのメリットと、選び方をまとめました。

更新日: 2023.7.4公開日: 2023.5.17

自転車にフェンダーを装着するメリット

自転車にフェンダーを装着するメリットは、路面の水や泥、砂利などをタイヤが巻き上げるのをガードするためです。 フロントタイヤはライダーの顔方面に、リアタイヤはライダーのお尻から背中に、路面の泥や水を巻き上げます。顔への巻き上げは運転時に危険ですし、背中の巻き上げは洋服が汚れて不快です。

そのため、シティサイクルであれば金属製のフェンダーがついていることがほとんどですが、スポーツ自転車では軽量化のためフェンダーはつけないのが通常です。

しかし、グラベルロードバイクのようなスポーツ自転車でも、後からフェンダーを取り付けるカスタムが可能です。

なぜグラベルロードバイクにフェンダーを装着する人が多いのか?

グラベルでは水溜りが多いから

開けているところの舗装路を走るロードバイクでは、路面に水溜りがあるのは雨の日か雨上がりの時くらいですが、木々に覆われていることが多いグラベルでは晴れの日でも水溜りがあることがあります。

うまく水溜りを避けることができれば良いですが、グラベルでは道が狭いこともあり、どうしても水溜りに入ってしまうことがあります。

そうしたシーンを考えると、グラベルロードバイクではフェンダーをつけておくと安心です。

突然の悪天候にも対応できるから

グラベルロードバイクで未舗装を走る時は、山の方に行くことが多いでしょう。山では平地よりも天気が変わりやすく、晴れていたのに突然雨が降ることもあります。

そうした天候の変化に対応できるように、グラベルロードバイクではフェンダーをつけるライダーが多いのです。

グラベルロードバイク用フェンダーの選び方

取り付け方で選ぶフェンダーが変わってくる

グラベルロードバイクにフェンダーを取り付ける場合、「どうやって取り付けるか?」が重要です。

スポーツ自転車のフェンダーの取り付け方法は、主に、

  1. ボルトオン
  2. タイラップ式
  3. クランプ式

の3つが主流です。

しっかりと固定ができるのがボルトオン式ですが、フレーム、フォーク側に取り付け用のボルト穴が必要です。一方で、手軽に取り外しが出来ないので、フェンダーをつけっぱなしにする場合に選ぶ方法です。

タイラップ式は、フェンダーをタイラップ(結束バンド)でフレームに巻き付けて取り付けるタイプで、どんなバイクにも対応できるのがメリットです。見た目があまりスマートではないのがデメリットでしょうか。

最後のクランプ式は最近のリアフェンダーの流行です。シートポストにクランプするだけなので、簡単に取り付け・取り外しが出来るのがメリットで、フレームへの負荷が少ないのもメリットです。

どのタイプを選ぶかで製品が絞り込まれます。

どれくらいカバーするかでサイズが決まる

次に大事なのがフェンダーのサイズ。フェンダーのサイズは大きいほどしっかりとガードしてくれますが、重量が重くなり、見た目的もヤボったいイメージになります。

サイズが小さいフェンダーの場合、グラベルロードバイクの見た目を損なわないというメリットがありますが、巻き上げが多い場合はしっかりとガードできないことがあります。

この辺りは好みによって異なりますが、しっかりとガードをしたいなら、タイヤの1/4くらいを覆うことが出来るサイズにしておくと良いでしょう。

MTB用のフェンダーは取り付けが出来ない場合があるので注意

スポーツ自転車用のフェンダー・泥除け(マッドガード)と言えば、MTB向けの製品が豊富にありますが、製品によってはグラベルロードバイクには取り付けが出来ません。

特に難しいのがフロント用の泥除けで、MTBの幅が広いサスペンションフォーク用に設計されているため、グラベルロードバイクのフォークには幅が広すぎます。

アクセサリーでグラベルロードバイクを拡張しよう!

積載力があるグラベルロードバイクは、アクセサリで機能を追加することで、ロングライド、ブルベ、自転車キャンプなど用途を広げることが出来ます。

自転車旅・自転車キャンプを楽しもう

スポーツ自転車の中では積載力があるグラベルロードバイクは、サイクリングだけでなく、自転車旅や自転車キャンプにも選ばれます。カスタマイズする際のポイントを解説します。

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