グラベルロードバイクに最適な軽量ホイール比較まとめ
グラベルロードバイクの軽量化で一番効果的なのが軽量ホイールへの交換。まだまだ数が少ないグラベルホイールの中でも、人気メーカーのホイールを比較しました。
更新日: 2023.7.4公開日: 2022.10.13
目次
著名メーカーのグラベルホイール
Mavic ALLROAD
現在グラベルホイールに最も力を入れているメーカーと行っても過言ではないのがMavic。
ロード向けホイールでは、「Cosmic(コスミック)」「Ksyrium(キシリウム)」が有名ですが、グラベルホイールシリーズは「ALLROAD(オールロード)」。
同社独自のリム製造技術を活用した軽量なアルミホイールと、カーボンホイールの両方をラインアップしています。
製品名 | メーカー | ブレーキ | 対応タイヤ | リム内幅 | リム高 | フロント重量 | リア重量 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ALLROAD DISC | Mavic | ディスク | チューブレス | 23mm | 22mm | 870g | 1020g |
ALLROAD S DISC | Mavic | ディスク | チューブレス | 22mm | 22mm | 830g | 935g |
ALLROAD SL DISC | Mavic | ディスク | チューブレス | 22mm | 22mm | 740g | 850g |
ALLROAD PRO CARBON SL | Mavic | ディスク | チューブレス | 23mm | 25mm | 670g | 775g |
MavicのALLROADの魅力はラインアップの広さとコスパ。同等価格帯の他社グラベルホイールと比較してもかなり安いもしくは軽く、しかも全てもモデルがチューブレス・リムテープが不要なため、運用が楽でテープの分、軽量に運用することが出来ます。
MavicのALLROADは、軽量なグラベルホイールを探しているならファーストチョイスです。
Fulcrum Rapid Red
日本でもロードバイク界隈では人気のホイールメーカーFulcrum。
ロード向けシリーズは「Racing(レーシング)」ですが、グラベルホイールは「Rapid Red(ラピッド・レッド)」となっています。
製品名 | メーカー | ブレーキ | 対応タイヤ | リム内幅 | リム高 | フロント重量 | リア重量 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
RAPID RED 3 DB | Fulcrum | ディスク | チューブレス・レディ | 24mm | 24mm | 1,710g(前後) | - |
RAPID RED 5 DB | Fulcrum | ディスク | チューブレス・レディ | 23mm | 24mm | 1,700g(前後) | - |
基本的にはバランスの良いホイールですが、「完成車付属のホイールよりかは軽いけど、劇的に軽量化が出来る訳ではない」というところが若干微妙です。
シマノ GRX
シマノのグラベルブランド・GRXにはホイールのラインアップもあります。
製品名 | メーカー | ブレーキ | 対応タイヤ | リム内幅 | リム高 | フロント重量 | リア重量 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
WH-RX870 | シマノ | ディスク | チューブレス | 25mm | 32mm | 639g | 822g |
WH-RX570 | シマノ | ディスク | チューブレス | 21.6mm | 22mm | 737g | 951g |
2022年に発表されたばかりの新作WH-RX870は、カーボンホイールで32mmのややディープリム気味のホイールでありながら、重量は前後で1.4kg台と超軽量。価格も前後セットで16万円台という驚異的なコスパです。
なお、WH-RX570はアルミのバランスが良いグラベルホイール。古いモデルではありますが、現在でも十分通用するスペックです。
DT Swiss Gシリーズ
ホイールメーカーとして有名なDT Swissのグラベルロードバイク向けホイールシリーズがGシリーズ。
製品名 | メーカー | ブレーキ | 対応タイヤ | リム内幅 | リム高 | フロント重量 | リア重量 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
GRC 1400 SPLINE | DT Swiss | ディスク | チューブレス | 24mm | 42mm | 750g | 861g |
GR 1600 SPLINE | DT Swiss | ディスク | チューブレス | 24mm | 25mm | 841g | 970g |
他のメーカーのグラベルホイールと比較するとやや重めのホイールですが、通販などで比較的安く購入できるのがメリットです。
なお、エントリーグレードのG 1800 SPLINEは前後で2kg近くあるため除外しています。
どのグラベルホイールが良い?
10万円未満でバランスが良いのは「ALLROAD SL DISC」
予算10万円未満でグラベルロードバイクのホイールアップグレードを考えているなら、MavicのALLROAD SL DISCがベスト。
実売で9万円台で重量は1,500g台と、完成車からのアップグレードで場合によっては500g以上も軽量化も出来、アルミホイールなので初心者でも取り扱いがしやすいのが◎。
予算制限がないなら「WH-RX870」
予算10万円オーバーでも問題ない方は、現状でのベストグラベルホイールはシマノのGRX・WH-RX870。定価で16万円台、重量は前後で1,461gと性能と価格のバランスが最も優れています。
ただ、シマノのホイールで言えば、「史上最強コスパホイール」との声が多い、ロード向け105の最新 ホイール「WH-RS710」が同等重量で定価12万円台。WH-RS710は推奨タイヤサイズが25〜32Cとなっていますが、35Cくらいまでで運用するならWH-RS710も選択肢に入るでしょう。
グラベルロードバイクのホイール選び
グラベルロードバイクのホイールは専用のものが良いのか、ロードホイールでも良いのか、MTBホイールも使えるのかなど、グラベルロードバイクのホイールカスタマイズについて解説します。
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